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よくある相談事例

FAQ about cyber trouble


青森県警察に寄せられたサイバー犯罪関連相談について多い事例を紹介しています。

相談事例1 ~ ワンクリック詐欺

 パソコンでアダルトサイトの無料動画のダウンロードをして閲覧したが、その後「登録完了」の表示と高額な料金支払いを求めるページが表示されて消すことができない。

【対処方法】

  •  請求相手に連絡をしないでください。
  •  正式な契約を行った記憶がない場合、不当な請求は無視しましょう。
  •  もし電話が掛かってきても身に覚えがなければ毅然とした態度で断ってください。
  •  個人情報は絶対に言わないでください。

【未然防止対策】

  •  不審なサイトは閲覧しないようにしましょう。
  •  小中学生が「ワンクリック詐欺」の被害に遭うケースもあります。間違って登録など行わないよう、ペアレンタルコントロールやフィルタリングサービスを利用しましょう。

相談事例2 ~ サポート詐欺

 ウェブサイトを閲覧中に、パソコンから突然警告音が鳴り「ウイルスに感染しています。カスタマーサポート(050-XXXX-XXXX)まで電話して下さい。」という警告画面が表示された。
 表示された電話番号に電話したら、2年間のサポート代金を支払うように言われたため、クレジットカードで支払ってしまった。

【対処方法】

  •  クレジットカード会社等に連絡しましょう。
  •  クレジットカードでサポート代金を支払ってしまった場合は、クレジットカード会社に連絡して、支払いの停止を依頼してください。
  •  電子マネーで支払った場合は、電子マネーの管理会社に連絡し、決済手続の停止を依頼するとともに、救済措置について相談してください。
  •  偽のセキュリティ警告画面などが分かる資料のほか、支払ったクレジットカードの履歴や購入した電子マネーのカードも保存してください。
  •  警察に通報・相談してください。
  •  被害に遭った場合は、偽のセキュリティ警告画面など被害状況が分かる資料を持参して、最寄りの警察署に通報・相談してください。

【未然防止対策】

  •  OSやソフトウェアを最新の状態にしておきましょう。
  •  ウィルス対策ソフト等を導入しましょう。
  •  警告音が鳴ったとしても、表示された電話番号に連絡をしないでください。
  •  警告音が鳴った場合は、偽のセキュリティ警告画面を閉じてください。
  •  ブラウザを終了できない場合は、ブラウザを強制的に閉じるか、パソコンを再起動すると、偽のセキュリティ警告画面を閉じることができる場合があります。

相談事例3 ~ 不正アクセス

 SNSサイトにメッセージや写真を投稿するためにアプリを使ってログインしようとしたら、パスワードが変更されてログインできなかった。ブラウザから自分のアカウントを確認したところ、自分では投稿していないメッセージが自分の投稿として書き込まれていた。

【対処方法】

  •  インターネットサービスを提供している会社等に速やかに連絡・相談してください。
  •  ログインできた場合は、早急にパスワードを変更してください。
  •  警察に通報・相談してください。
  •  被害に遭った場合は、保存したログイン画面等を持参して、最寄りの警察署に通報・相談してください。

【未然防止対策】

  •  OSやソフトウェアを最新の状態にしておきましょう。
  •  IDやパスワードを適切に管理しましょう。
  •  多くの場合、初期パスワードは製品やサービスごとに共通で、取扱説明書等に記載されているので、変更せずに使用していると、攻撃者に乗っ取られる危険性がありますので、初期パスワードは必ず変更してください。
  •  生年月日やIDを引用するなどしたパスワードは攻撃者に簡単に推測されてしまいますので、次の例を参考に、安全なパスワードを設定してください。
    •  ◇ パスワードの文字列は10文字以上にする。
    •  ◇ 推測されやすい単語、生年月日、数字、キーボードの配列順等の文字の並びやIDは含めない。
    •  ◇ 大小英字・数字・記号を全て使う。
    •  ◇ 複数のIDでパスワードを使い回さない。

相談事例4 ~ クレジットカード不正利用(フィッシング)

 クレジットカード会社から「クレジットカードの確認」という件名のSMSが届いたので、記載されたURLにアクセスしてカード情報を入力した。後日、クレジットカードの利用明細を見ると、心当たりのない請求があった。

【対処方法】

  •  サービス提供会社に相談しましょう。
  •  クレジットカードの不正利用に遭った場合はクレジットカード会社が、不正送金の被害に遭った場合は金融機関が、それぞれ保証制度やトラブルに関する相談窓口を設けているところもあります。被害に遭ったサービスを提供している会社に連絡してください。
  •  警察等に通報・相談してください。
  •  被害に遭った場合は、最寄りの警察署又はサイバー事案に関する通報等のオンライン受付窓口に通報・相談してください。
  •   サイバー事案に関する通報等のオンライン受付窓口

【未然防止対策】

  •  電子メールやSMS内のリンクを安易にクリックしないでください。
  •  携帯電話会社などが提供するセキュリティ設定を活用しましょう。
  •  携帯電話会社などが提供する迷惑メッセージブロック機能などを活用して、フィッシングメールや不審なSMSが届きづらい設定にしてください。
  •  ID、パスワードの使い回しはしないでください。
  •  複数のサイトで同じID、パスワードを登録していると、もしIDやパスワードを盗まれた場合、同じID、パスワードに係るサービスについて乗っ取られる被害に遭ってしまいます。
  •  ID、パスワードはサイトごとに違うものを登録するようにしてください。
  •  ID、パスワードを覚えられない場合は、パスワード管理アプリなどを活用してください。